ZR1 水温チェックTEST走行
ZR1の水温チェックTEST走行120km
昨年末に納車させて頂いたZR1のオーナー氏がご来社されたので、ご一緒にZR1の水温チェックTEST走行 約120kmにお付き合いを頂いた。
今日の外気温は30~31度と、ここ数日では少しは過ごしやすく感じた一日だったが、やはり交通量の多い本線上では32~33度に上昇した。
ZR1は7月6日の作業で、Ron Davis製大容量ラジエターへの交換等の冷却能力アップ作業を行ない、10日の中津川Z06ミーティングに参加したが、その後更に外気導入口を拡大等の追加作業を行った。具体的にはフロントグリル内左右の樹脂板部分の開口部を拡大した。
今日はその追加作業の効果を確認する為のTEST走行を行った。
走り始めて30分程は水温78~80度を上下したが、外気温が31~32度だった事と、常時エアコンONの状態だった事を考慮すると、実質的には下がったようだ。油温は88度~90度付近を保った。
その後向かった道の駅 駐車場では、外気温が32度付近まで上昇したが水温は85~86度付近で収まった。これは走行状態というより、駐車スペースを探す為の徐行運転中の水温なので、85~86度で収まっている事には少々驚いた位だ。もちろんエアコンは常時ONだった。
午後1時、帰路の本線上の外気温は32~33度と高くなったが、エアコンONの状態でも水温は80~83度を保てた。走行は概ね法定速度を保ったペースに終始したが、渋滞は往復共に全く無かった。
以上の結果より今回の追加作業の効果が有ったと判断した。
また水温が低く安定しているせいか、アクセルを踏み込んだ時のつきも良く、リアタイヤのグリップ限界を感じさせる鋭い加速感が味わえた。
今回よりエンジンOILはアッシュの100%エステルタイプ、プラグはNGKのTR81Xに換えたがフィーリングは良かった。
この2ヶ月間 約3,000kmをブーストアップZR1で走行したが、加給圧19%アップの2.60″小径プーリーとのマッチングが、総合的に乗り易く実用性も問題無く、十分に速いと判断した。またこの加給圧なら燃料ポンプとインジェクター共に、純正ノーマル品で対応できる事も確認できた。
それから嬉しいニュースが届いた。Z06オーナー氏が昨夜の首都高速湾岸線にZ06でデビューされたが、「バッチリでしたよ」との良い走りが出来たようだ。
拝見した最高速度、5速7,100回転はかなりの速度となるが、この速度域まで踏み切り、かつ冷静にチェックされているのが素晴らしい。
因みに、タイヤ径66.8cmは0.000668kmX3.14X60(分速と時速の修正)X7,100÷2.565(5速の最終減速比、3.42X0.75)=計算上の速度で、4~5%を引くと実際の速度に近くなると思う。