Katech製リアスポイラー改造
Katech リアスポイラーを改造した
最近取り付けたKatechのリアスポイラーは、Z06とZR1の純正スポイラーとAPRスポイラーの中で最も背が高い。ダウンフォースと安定感も確かに大きいが、空気抵抗も大きいのが気になっていた。
Z06/ZR1用リアウィングが出来上がって来たので、その装着の前にリアスポイラーの最終形状を目指して改造に取り掛かった。
リアスポイラーの比較表 小→大の順(Katechが最も高く大きい)
GM Z06 純正(センターのみ) | 4本ビスで固定 |
GM Z06 純正オプション | 8本ビスで固定 |
GM ZR1 純正 | 10本ビスで固定 |
APR Z06/ZR1 共通 | 10本ビスで固定(現行品) |
Katech Z06/ZR1共通 | 4本ビスで固定+両面テープ固定 |
※これら5種類のスポイラーは、Z06/ZR1との5年間で全てを装着して実際に走ってみた。
改造内容は、スポイラーの前後長は変えずに、傾斜をつけて高さを約70%程度まで低くした。またリアバンパーとの隙間が気になっていたので、合わせて修正作業と取り付けビスを10本に増やしたが、一旦スポイラー本体を上下に切り離し、再び貼り合わせたのでかなりの時間を要した。追って画像を掲載予定。
Katech社製ZR1の水冷式インタークーラーの再取り付け作業
数度のTESTを繰り返したが、水温の上昇が問題と判断したので、水冷式インタークーラー(正確にはインタークーラー用Heat Exchanger)の再取り付け作業に取り掛かった。スポイラーと同じKatech社の製品だが、取り付け位置が全く純正の水冷式インタークーラーと同じとなる。ところがこの位置で装着すると、Katechのインタークーラーは厚さがあるため、ラジエターシュラウド内を殆んど塞いでしまった。水温への影響を予測したが、やはり高くなった。
水温を優先するか、インタークーラー冷却を優先するかで迷うところだが、後者を選択したので、交換ではなく再取り付け作業を行うことにした。
KatechはC5R/C6Rのエンジン担当で知られているが、当然ZR1のLS9の開発にも関与しているだろう。というよりLS9開発チームそのものだったかもしれない。例えばLS9用のHigh Volumeオイルポンプやピストンクーラーは全米でもKatech以外では見かけない。ZR1は水冷インタークーラー横から1.5L程のタンクに配管されているが、ラジエター冷却との兼ね合いで冷却水の容量を大きくする必要が有ったのだろう。Katechのインタークーラーも同様の目的で大きいと思われるが、これが本来のLS9用かもしれないと想像する。
最後に、ファンシュラウドの形状の見直しと、通風が良くなるように改造も開始した。TESTと詳細は来週の予定。